笑ってる僕の隣にはいつも君がいた話
今年中に自分の気持ちを残しておきたくて春から少しずつ少しずつ書いていたブログです!とても個人的な話なのでアレなんですけど、文章を書くことが気持ちを整えるのに良いことをこのブログで何度か経験しているので書きました!
今年の4月、母が亡くなりました。乳がんでした。
え、え、いきなり何を言い出す!!!!!?って感じですね!!!急な重さでびっくりさせてすみません!!!
母が乳がんだとわかったのは2014年の9月です。
乳がんを見つけたきっかけは関ジャニ∞がパーソナリティーをつとめた24時間テレビのドラマ、「はなちゃんのみそ汁」です。
母と一緒にドラマを観ていて、終わった後になんとなく自分と母の胸をチェックしてみると、なんと母の胸にしこりがありました!
え……って頭が真っ白になったことを覚えています。
見つかった時にはリンパ節にたくさん転移していました。幸いその時には他の臓器に転移がなく、手術や放射線治療、抗がん剤治療をがんばって、がんばってがんばって生きていてくれました!
ドラマを観ていなかったらがんに気づいていなかったかもしれない。関ジャニ∞は母の命、そして家族の時間の恩人です!
関ジャニ∞はわたしにとってきっかけをくれる存在だなぁ~と思います!
思い起こせば、関ジャニ∞が出ているから観ている番組、ドラマ、映画、関ジャニ∞が訪れたから行ってみた場所、たくさんあります!
旅行先でも関ジャニ∞が来ていた場所は特別うれしくなるし、関ジャニ∞が歩いたらただの地面も「ちょっと舐めてみようかなっ!」て思う地面に早変わりですし。(え)
わたしは実家暮らしで、家にいるときはいつも関ジャニ∞の映像を流していたので母も自然と一緒に観て関ジャニ∞のことを好きになってくれました。
母が特に好きだったのは「元気が出る夏休み in 北海道」の映像で、純連で豪快にラーメンとチャーハンを掻き込む大倉くんがツボだったらしくそのシーンになるたびに笑っていてかわいかったな。
一緒に純連に行って記念撮影した写真が今までで一番の笑顔の写真なんじゃないかというくらい笑っていてわたしもすごく嬉しかったし何度も見返しています。
なんか泣けてきちゃいます。
そう、母のことを思い出すと泣けてくるんです。さみしい。
でも、そんなときは関ジャニ∞がいつのまにか笑顔に戻してくれます。関ジャニ∞の音楽やDVDを再生すると自然と心が落ち着きます。
日々の癒しであり、人生のここぞという辛い場面を乗り越える力をくれるのはわたしにとって関ジャニ∞で「好き」のパワーは偉大です!
この数年間、母のことがあって関ジャニ∞に励ましてもらいながらすごく自分の心と向き合ったなって思います。
生まれたら必ず死を迎えるけれど、死ぬってとても遠い未来でもはや他人事で、でも、母が病気になったことで、人っていずれは死んでしまうんだなというあたりまえのことが心にのしかかってきました。
わたしは神様を漠然と信じていて(あ、あぶない宗教とかではなく、神様っているんだろうなぁ~ぐらいの感じです)結構自分の中で神様に話しかけたりするんですけど、母の余命を宣告されて母の死を身近に感じたとき、生き続けてくれることに想いを馳せて「ずっとずっと元気に一緒に生きていけますように」って祈ることに辛さを感じて苦しくてたまらなかった時期がありました。
とても辛かったです。今まで生きてきて一番辛かった。
そんなとき少し考え方を変えて、「必ず訪れるいろいろなことを受け止めて乗り越えられる自分でありますように」と祈ってみたらとても心が楽になったのです。
人間生きてたら良いことも辛いこともあるし、これから先もずっと幸せが続きますようにって祈るのって結構パワーが必要で、自分にとって苦しい場面に遭遇したときに、それはわたしにとって母の死であったんだけれど、自分の心をどうにかこうにか保つためには自分の外ではなく内に目を向けるのが生きていくコツなのかなと学びを得ました。
なぜあんなにも辛かったのかっていうと、自分じゃどうしようもできないどうにもならないことへの祈りを叫んでいたからだと思うんです。
「相手は変えられないけど自分は自分で変えることができる」ってよくいうけれどそんな感じのことを実感したのはこのときです。
悲しいことに備える心の準備っていろんな方法があるんだと思いますが、自分の幸せは自分の心次第だし、この先の自分を救うのは自分の心でしかないのかなぁと思うので、自分の心に目を向けるとすごく地に足ついたというか、この先の生きる足どりが確かになった感じがしました。
未来のことなんてわからないし、大切な人の死を迎えたときにどうやって乗り越えるとか具体的に考えたわけではないけれど、その時の自分の生き方を見つけた気がしました。
毎日を今できる最高で過ごそうと思いました。楽しく温かく穏やかに大好きな気持ちが伝わるように大切に過ごすだけでいいんだと思いました。
母が亡くなったときは息ができなくなるくらいものすごく泣きました。
しばらく母の写真を見ては涙がとまらなくなる日々だったし今も結構そうなんですけど、でも、毎日生きています。
今思えば、多分わたしは母と過ごす時間に依存しながら生きていたのかもしれません。毎日母が生きているという幸せに感謝することにすら依存していたように思います。
そんなわたしが母の死を受け入れることができたのは毎日一緒にいる時間をこれでもかと大切に過ごせたからかなと思います。
わたしは元気が出るSONGが大好きなのですが、発売されて初めて聴いたとき涙がとまりませんでした。
「ファンに向けてだけじゃなくてメンバーに向けて」をテーマにメンバーそれぞれがリレー方式で書いた歌詞、大切な人への気持ちがぎゅっと詰まった曲です。
この曲を聴くと、メンバーからメンバーへの気持ちが伝わってきてぐあああああと好きが込み上げるのと同じくらい、自分の家族とか友達の顔も浮かんできて、元気が出るきっかけっていろいろあるけれど、自分の大好きな人の笑ってる顔ほど力のあるものはないなって、大切にしたいなって気づかせてくれる歌でした。
不確かな日々に潜んだ確かな今を
明日も明後日もずっと繋いでいこう
いつか永遠と
呼べるまで
この歌詞には何度救われたかわからないくらい救われました。
この世には「永遠」なんてないのかもしれないけれど、永遠であればいいなと望むものが迎える永遠の終わりを「期限」として残りの時間を過ごしていくのではなく、ひとつひとつ今を重ねて未来が広がっていった先に永遠の終わりがあるものなのかな、と目の前の景色が開けた感じがしました。
この曲があったから、母との時間を心ゆくまで大切にできた気がします。
関ジャニ∞にいろんなことを考えるきっかけをもらいながら日々を過ごし、依存してしまうくらいわたしの生活において大切な人を失ったとき、ただたださみしくて、でも、依存してしまうくらい自分の中で大切にしていたからかなんだか思い残すことってないんです。
失う恐さを抱えながら生きていく辛さよりも失ってしまったときのとてつもない悲しさやさみしさのほうが受け入れやすかったなぁ~なんて思う今です。
それに、ふとした瞬間に泣きたくなるような悲しい気持ちを心に残したまま、日々生きていればお腹の底からおもしろくて笑うことだってあるし、ふざけておちゃらけてわいわいすることもある。
悲しい気持ちと幸せな気持ちは並行できるんだなと思いました。というかそうでなければ辛い。悲しいだけじゃ辛い。
今年は初めて自分の誕生日を家族とお祝いすることなく残業して帰ってきて一人でぼーっと過ごしたんですけど、ちょっとさみしい、っていうか結構さみしくて、でもそれは家族との時間が自分にとってすごく楽しかったことの裏返しだと思うのでとても幸せなことだなぁ~と思ったりしました。
そう思えたのは、安田くんがボク。で「苦があるから楽と感じる」という言葉のお写真をのせていたときに、「楽がなければ苦と思うこともなかったってことなのかなぁ~」とも書いていて、それがずっと心に残っていたからかもしれません。
苦しいのは楽しかった経験があるからで、楽しかったという事実は確かに自分の中で輝いていて、ふふって思い出し笑いしてしまうような出来事がさみしい心を癒してくれるなぁ、なんて思ったりします。
今、ひとつひとつ大切に生きていればそれがいつか優しい過去となり未来の自分を救ってくれる気がしています。今がそうなので。
と、このような内容のブログを少しずつ書いている間に十五祭があり、関ジャニ∞にとって大きな変化がありました。
もしかしたら今このタイミングで更新するブログとして自然なのは、先日錦戸くんがジャニーズ事務所を退所することを発表したこと、関ジャニ∞は5人で活動していくことについて自分の気持ちを整えるブログなのかな、と思ったりするので、もしかしたらいつ触れるんだ?なんなんだ?????自分語りか??????と思われた方がいるかもしれないのですが、そうです!!ただの自分語りブログでした!すみません。
でも、錦戸くんがジャニーズ事務所を退所する前に錦戸くんがいた関ジャニ∞がいたからがんばれたよ、という気持ちを残しておきたくて、ブログを書くスピードを上げてみました。
書ききることができてよかった。
退所発表についてはもう、関ジャニ∞が伝えてくれた言葉、まるちゃんと大倉くんと村上くんが語ってくれたことそのまま受けとるだけで、わたしなんかの頭では言葉にしようにも上手くできなかったです。
いつも何ひとつ足りないものがなく、あらゆる心の隙間をうめてくれるような誠実さを届けてくれる関ジャニ∞。深く考えすぎずただただ関ジャニ∞のからの愛を真っ直ぐ受けとる自分でいることがわたしの性に合ってる気がしてます。
スカパラの谷中さんが関ジャニ∞を想って書いてくれたメモリー・バンドの歌詞
ぼくら人生のステージの上には
いつだって全員で並んでいる
本当に素敵な歌詞ですね。
こんなにも心を包んでくれるフレーズまで生まれてきている今!もう本当に何も言うことがないです。
信じられないくらいさみしいだけです。
錦戸くんがGR8ESTのパンフレットで
納得できる未来にしたい。
でも、それ以上に納得できる過去を作りたい。
今日1日、一生懸命やることが、
納得できる昨日を作る
ってことやと思う。
と言っていました。
すごく心に響いて、大切にしている言葉のひとつです。元気が出るSONGもそうだけど、わたしは錦戸くんの言葉にたくさん救ってもらっていたし、これからも人生のあらゆる場面で救ってもらうのかなって感謝の気持ちが溢れています。
錦戸くん、ありがとう。
関ジャニ∞、ありがとう。
これから先の未来はわからないけれど、今を大切に一生懸命歩んでいつか振り返ったときに素敵な景色が広がっていたらいいなって思っています。